自己紹介
やっていることを並べる。
- 軽貨物解体真書の企画・運営
- 軽貨物会社のHP制作・運用(実案件で継続中)
- 請求書作成ツールの開発(無料公開中)
- LINE公式アカウントの自動化構築
全部、自分で作った。外注していない。
HP制作を業者に頼めば30万〜100万円。請求書ソフトは月額1,000〜3,000円。LINE自動化の構築を外注すれば数十万円。
自分でやれば金がかからない。理由はそれだけだ。
そしてある日気づいた。軽貨物の社長たちは、配送の中抜きだけではない。こういうところでも金を抜かれている。
既存の発信者との違い
軽貨物業界の情報発信は、運営会社やマッチングサービスが中心だ。
「ドライバー募集」「案件紹介」「開業サポート」——親切に見える。だが目的はドライバーを自社プラットフォームに囲い込むことである。ビジネスだから当然だ。だが、ドライバーの側に立った発信とは別物である。
自分は、ドライバー経験がある。荷物を運んでいた人間だ。配送センターの朝の空気も、再配達の苛立ちも、月末の売上計算のだるさも知っている。
その上で、今は経営とAIの側にいる。
現場の実感。経営の視点。AIの実装力。この3つを持っている人間は、この業界にほとんどいない。
搾取は配送だけじゃない
解体真書では、多重下請け構造による中抜きを告発してきた。荷主が払う単価と、ドライバーの手取りの差。何社も入って、それぞれが利益を抜いていく構造。
だが、搾取されているのは配送の現場だけではない。
HP制作。税理士。コンサル。SNS運用代行。会計ソフト。名刺デザイン。
全部、「自分でできないから」という理由で外に金を払っている。
いくら払っているか。計算したことがあるだろうか。
- HP制作:30〜100万円(+月額管理費で年間6〜12万円)
- 税理士:年間10〜20万円
- コンサル:月額3〜10万円
- SNS運用代行:月額5〜30万円
- 会計ソフト:月額1,000〜3,000円
全部足すと、年間で100万円を超える場合がある。
手取り月25万円のドライバーなら、4ヶ月分だ。朝から晩まで荷物を運んで稼いだ金が、「自分でできないこと」に消えている。
中抜きとは違う。だが構造は同じだ。
「自分でできない」→「誰かに頼む」→「相場がわからない」→「言い値で払う」→「価値の検証もできない」
情報の非対称性。解体真書で書いてきた構造と全く同じである。
AIが変えたこと
2024年あたりから、状況が変わった。
ChatGPT。Claude。Gemini。名前は聞いたことがあるだろう。
これらのAIは、「専門家に頼むしかなかった仕事」を素人でもできるようにした。
営業メールを書く。請求書を作る。HPのデザインを考える。確定申告の仕訳を分類する。契約書のリスクをチェックする。
全部、AIに聞けばできる。完璧ではない。だが「何もわからない状態」から「8割完了」まで一気に持っていける。残りの2割を自分で調整すればいい。
30万円払ってHP業者に頼んでいたものが、AIで自作できる。税理士に15万円払っていた確定申告が、AIとfreeeで自力で終わる。コンサルに月3万円払っていた相談が、AIに聞けば0円になる。
年間100万円の外注費が、限りなくゼロに近づく。
「自分でできる」ということは、金の使い道を自分で決められるということだ。
ドライバーへ。厳しいことを先に言う
軽貨物にキャリアアップはない。
会社員のように、勤続年数で給料が上がる仕組みはない。資格を取れば昇進する、という構造もない。案件の単価と稼働日数で売上が決まる。良い案件を取れるかどうかは、情報と交渉力と、運だ。
5年やっても10年やっても、「ベテランだから単価が上がる」ということは起きない。体力は確実に落ちる。案件は常に流動的だ。今の委託元が来月も仕事をくれる保証はどこにもない。
これが現実である。
運営会社は「稼げます」と言う。開業コンサルは「自由な働き方」と言う。間違ってはいない。だが、全部は言っていない。
だからこそ、自分で経営力をつけるしかない。
荷物を運ぶスキルだけでは、この業界で生き残れない。集客、経理、契約交渉、情報発信。「配送以外の力」が、5年後の手取りを決める。
AIは、その力を最短で手に入れるための武器だ。
業界への宣言
同じ案件、同じ単価、同じ稼働日数でも、経営のやり方で手元に残る金は変わる。外注していたものを自分でやれば、その分が丸ごと利益になる。集客を自分でできれば、中抜きされる案件に依存しなくて済む。
AIという武器の使い方を、できるだけ多くの軽貨物の社長とドライバーに届ける。
1人でも多くの人間が「自分でできる」ようになれば、業界全体の経営レベルが上がる。経営レベルが上がれば、ドライバーの待遇も上がる。待遇が上がれば、若い人も入ってくる。
業界の底上げをする。
やることは地味だ。AIの使い方を、1つずつ、具体的に、わかりやすく書く。それだけである。